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曳山は、長さが大きいもので9m、高さが7m、重さが約5~6トンあり、これを十数人の曳き手が引っ張る。曳き手
はそろいの半纏を羽織っているが町によっていろいろな趣向をこらした半纏であり、これだけでも町内同士の対
抗心がしのばれる。各曳山は長浜八幡宮で第一回目の奉納子供歌舞伎を終えると町中に出るため境内で方向
を転換する。車輪を少しづつ横滑りさせて転換するが、下が砂利土であるため車輪が土に食い込み相当難儀す
る。うまく方向転換がし終わると周囲の見物客はやんやの喝采を送る。曳山の舞台で不安そうな表情を見せて
いた子供歌舞伎の役者たちもほっと安堵し、笑顔がこぼれる。