京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

伊豆伊東大室山の景観

大室山の空中写真(ホ-ムペ-ジから転載)

城ケ崎海岸から内陸に向かって20分ばかり車を走らせると異様といってもいい山容の山が目に飛び込んでくる。大室山である。大室山は標高580 mの火山、独立峰で、700年以上続く山焼きが毎年早春に行われるため一年生植物で覆われてよく目立ち、伊東市のシンボル的存在となっている。大室山は伊豆東部火山群の活動の一つとして約4000年前に噴火した単成火山のスコリア丘(火口からマグマが噴き上がってできたスコリア(塊状で多孔質のもののうち暗色の石)が、火口の周囲に累積し、円錐台の丘を形成したものである。大室山スコリア丘では、底径1 km、比高300 mほどの山体を有し、その中心に直径250 m、深さ40 mのスリバチ状の火口を持っている。大室山はこの整った姿と保存状態から、日本におけるスコリア丘の代表例の一つとして紹介されることも多く、2010年(平成22年)8月5日には、単成火山の典型例として、国の天然記念物に指定された。山体は国の天然記念物および富士箱根伊豆国立公園に指定されている。山頂にはリフトで登るがこの日春分の連休でリフト乗り場は長蛇の列のため、残念ながら登頂は諦めざるを得なかった。ホ-ムペ-ジから転載した大室山の山容をご覧いただきたい。