京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

湖南三山常楽寺の秋その2

      

奈良時代中期に良弁(ろうべん)が開いた「阿星山五千坊(あぼしやまごせんぼう)」の中心であり、平安時代初期には長寿寺とともに歴代天皇の尊崇が厚かったという。
山門に続く広い境内の木立の参道の奥に、国宝指定の和様の大きな本堂がどっしりと立ち、古寺らしい落ち着いたたたずまいを見せている。現在の本堂は、南北朝時代に再建されたもの。本堂横の石段を登ると、これも国宝に指定されているすぐれた形姿の三重塔があり、背後の樹林が美しい調和を見せている。