今月中旬嫁いだ娘が住む仙台に旅した。昨年の秋に続いての奥州への旅である。前回(本ブログ-秋の奥州
路をゆく)は妻と二人で出かけたが、今回は妻の勧めもあり、一人旅となった。
を回って竜飛岬を訪ね、新青森駅から仙台に戻るという一泊二日の娘との旅であった。その翌日は娘の運転で
日が続く7月であり、松島に出掛けた日も一日中雨模様であったが、その翌日からは快晴の日が続き、素晴らし
い初夏の奥州路への旅となった。
仙台から仙石線で、車窓に流れる雨粒を気にしながら松島海岸駅まで40分。雨に煙る駅前に降り立ち、まず瑞
され開山された。三慧殿は別名御霊屋(おたまや)とも呼ばれている。建物は宝形造、本瓦葺で、四周に高欄付
の縁を巡らす。東北地方では数少ない 格式ある方三間霊屋の遺構であり、霊屋建築としては宮城県下最古とさ
光宗の像が安置されていた。三慧殿にいたる参道の両側を埋める青葉は降り続く雨に艶やかに濡れて、一層美
しさを増していた。