京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

獅子舞神楽その1

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野洲の三上山の麓で農業を営む知人から獅子舞神楽の奉納があるから見に来ないかとの誘いを受け、先日三

上山の麓にある三上集落センターに出掛けた。

獅子舞神楽は重要無形民俗文化財として国から指定を受けている伊勢大神楽講社山本勘太夫社中が行ってい

る神楽である。伊勢大神楽(いせだいかぐら)は、400年以上も昔、伊勢参りが叶わぬ遠隔地に住む人々のため

に獅子舞を舞いながら諸国を巡り、かつては伊勢神宮、現在では三重県桑名市伊勢大神楽の神札を配布し

てまわる神楽師のことを指し、広義には彼らのおこなう芸能の総称を含む。大神楽師達は各戸で竈祓(祈祷)を

行う際に獅子舞を舞うが、それ以外にも特定村落の鎮守社境内などで総舞と呼ばれる娯楽要素の強い芸能を

披露する。 1954年(昭和29年)には三重県の指定文化財となり、1981年(昭和56年)には「とくに放下の芸系を遺

す演目は芸能史的に貴重であり、獅子による曲芸という芸態にも特色があると認められている」との理由で、国

重要無形民俗文化財に指定されている。

この日大神楽師達は早朝から知人の住む集落を一軒ごとに獅子舞を舞って竈祓(祈祷)を行い、午後三上集落

センターの広場で総舞と呼ばれる娯楽要素の強い芸能を披露する。 その総舞を見物したのである。