2019-01-31 御上神社の冬景色その1 冬 #写真 御上神社は琵琶湖南岸、「近江富士」の別名もある三上山(標高432メートル)の山麓に鎮座し、三上山を神体山 として祀る神社である。三上山は藤原秀郷(俵藤太)のムカデ退治伝説でも知られる。 境内には国宝の本殿の ほか、拝殿・楼門・摂社若宮神社(いずれも国の重要文化財)を始めとする社殿が残る。また、国の重要文化財 指定の木造狛犬(京都国立博物館寄託)を伝えるほか、秋季古例祭(ずいき祭り)は国の重要無形民俗文化財 に指定されている。 孝霊天皇の時代、天之御影命が三上山の山頂に降臨し、それを御上祝が三上山を神体 (神奈備)として祀ったのに始まると伝える。明治から昭和にかけての発掘調査では三上山ふもとの大岩山から 24個の銅鐸が発見されており、三上山周辺では古来から祭祀が行われていたと考えられている。