京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

鳴子温泉その2

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翌朝旅館を後にして温泉町を散策。仙台から鳴子温泉を経て山形県の新庄へ向かう陸羽東線(愛称奥の細道

ゆけむりライン)の鳴子温泉駅の近くにある、温泉の源泉の横を進むと鳴子温泉神社の境内に続いている。鳴

子温泉のはじまりは1000年以上前。承和2年(835)の火山噴火によって突然お湯が噴出するようになり、その報

を受け、朝廷の命により建てられたのが鳴子温泉神社という。鳥居の横にある碑は「啼子之碑」といい、源平合

戦で有名な源義経にまつわる伝説が記されている。義経が兄頼朝に追われて奥州平泉を目指し逃れてきた時、

正室の北の方が亀若丸を出羽の国で出産した。しかし、なかなか産声をあげないのでこの鳴子の温泉に浸から

せたところ、ようやく鳴き声を発したのだとか。そこからこの土地を「啼子(なきこ)」と呼ぶようになり、現在の「鳴

子」の由来になったという説がある。こんなところにも義経伝説があるのだと感心しながら境内に入ってゆくと本

殿の柱の傍に立つこけしが出迎えてくれた。毎年9月の頭には鳴子温泉で「全国こけし祭り」が開催され、温泉神

社では「こけし奉納式」がとり行われているという。