2018-07-17 坂本の初夏その5 夏 #写真 里坊集落の中からふと見上げると山頂近くに二棟の社殿があることに気付く。山は比叡山の一部となる山で八 王子山といい、日吉大社の原点となる場所であるという。日吉大社の奥宮である二棟の社殿は三宮宮と牛尾宮 といい、左側の社殿は三宮(下七社):鴨玉依姫神荒魂(かもたまよりひめのかみのあらみたま)、右側の社殿を 牛尾宮(上七社):大山咋神荒魂(おおやまくいのかみあらみたま)という。日本では昔、死者の霊魂は山の頂に 登って子孫を見守るという「山中他海観」と呼ばれる信仰スタイルがあった。八王子山は標高381メートル、片道1 キロ、約30分ほどで登れわれる山王祭では、氏子衆が山をかけ登り、三宮宮と牛尾宮にある神輿を担いで降り て行くのだという。