大船鉾は後祭のくじとらずとして殿をつとめ、前祭の船鉾が出陣船鉾と称されるのに対して凱旋船鉾といわれて
いた。500年余りの歴史を持ち、江戸時代の再三の大火に被災するもそのつど復興を繰り返してきたが、幕末の
元治元年(1864)におこった「蛤御門の変」にて屋形・木組・車輪等を失い、それ以来巡行参加することはなかった
が長い年月を経て平成26年鉾町の熱意と多くの人々の協力のおかげで150年ぶりに巡行参加することが出来、
今年は2年目を迎えた。そんな大船鉾の巡行を出発から帰着まで追ってみた。
りをゆく大船鉾の大きさと華麗さに見る者すべてが圧倒されるのである。