展望台から眺めた風景はまことに壮大であった。小高い丘には残照が赤く輝き、すすきの穂は秋風に揺れ、地
方向に約6kmの広がりを有し、台地上の総面積54km²、石灰岩の分布総面積93km²、台地面の標高180〜420m
達し、地下には秋芳洞、大正洞、景清穴、中尾洞など、400を超える鍾乳洞がある(近年も新しい洞窟が発見さ
台と西台に降る雨の大半が厚東川に排出する。東台の主部は広大な草原地となっており、昭和中頃まではド
リーネ耕作や飼料用草刈り場として維持するため、春先に山焼きが広く行われていたが、近年は草原の景観維
持の目的に変わり毎年2月に実施されている。