京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

萩へー秋吉台秋の夕暮れ

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秋芳洞を出ると陽はさらに傾いていた。時間に追われるようにして秋吉台に向かう。20分ほどで着いた秋吉台

展望台から眺めた風景はまことに壮大であった。小高い丘には残照が赤く輝き、すすきの穂は秋風に揺れ、地

表に突き出た無数の石灰岩柱が影を落としている。まさに大自然の夕暮れの静寂さが広がっていた。

秋吉台(あきよしだい)は、山口県美祢市中・東部に広がる日本最大のカルスト台地。北東方向に約16km、北西

方向に約6kmの広がりを有し、台地上の総面積54km²、石灰岩の分布総面積93km²、台地面の標高180〜420m

である。厚東川によって東西二つの台地(東台と西台)に分けられ、東側地域が狭義の秋吉台特別天然記念

国定公園)である。地表には無数の石灰岩とともに多数のドリーネ(擂鉢穴)を有するカッレンフェルトが発

達し、地下には秋芳洞大正洞景清穴中尾洞など、400を超える鍾乳洞がある(近年も新しい洞窟が発見さ

れている)。カルスト台地上の降水は全て地下に浸透し、秋芳洞をはじめとする多くの洞窟地下水系を通じ、東

台と西台に降る雨の大半が厚東川に排出する。東台の主部は広大な草原地となっており、昭和中頃まではド

リーネ耕作や飼料用草刈り場として維持するため、春先に山焼きが広く行われていたが、近年は草原の景観維

持の目的に変わり毎年2月に実施されている。