2014-11-21 天主閣址その3 安土城址をゆく #写真 天主の礎石に午後の秋の陽が斜めに射し、爽やかな秋風が頬をよぎってゆく。そんな静寂に包まれた天主閣址 に佇んで、干拓地の水田を水面に置き換えて想像してみれば、信長が天主閣から眺めた風景にほぼ近いので はないか。まさに「兵どもの夢のあと」であろうか・・・ 天主閣址を後にして石段下に降りると、上ってきたときに追い越した年配の女性が息を切らしながら上がってき た。もうすぐですよと声をかけたら透き通るような笑顔を浮かべて、額の汗をぬぐいながらすれ違って行った。