2014-02-03 近江八幡賀茂神社 冬 #写真 以下2008年5月6日開催された足伏走馬の様子 賀茂神社は、滋賀県近江八幡市にある神社。「御猟野乃杜賀茂神社(みかりののもりかもじんじゃ)」とも称する。 奈良時代の736年(天平8年)に聖武天皇によって創建。朝鮮の白村江の戦いの後、天智天皇が「これからは騎 乗技術の発展と馬匹の繁殖が大事」と考え、賀茂神社の地に国営牧場を造営。その後、日本の荒廃を憂いた聖 武天皇が、国民の災いを封じ国土の平安を祈る神社を建立するため、日本の陰陽道の祖といわれている吉備真 備を中心にして、壮大な社殿が建造された。 当地に日本初の国営牧場が置かれたことから、創建当初より馬との関わりが深く、「馬の聖地」として崇敬が寄 せられる。創建時より、御料地「御猟野(みかりの)」として、猟や競馬が行われていた。さらに、平安時代に始め られた京都上賀茂神社の競馬会神事を後白河上皇の意により当地でも継承した。例祭賀茂祭では、およそ400 m の直線の馬場を用いて、7頭の馬により、2頭ずつ 7回の競走を行い、上賀茂神社の競馬会に参加する馬を決 する神事「足伏走馬(あしふせそうめ)」が行われる。境内には、日本一大きな神馬像が置かれる。