2012-03-16 石山寺の春 春 #写真 石山寺は、滋賀県大津市石山寺1丁目にある東寺真言宗の寺。本尊は如意輪観音、開基は良弁(ろうべん)で ある。当寺は京都の清水寺や奈良県の長谷寺と並ぶ、日本でも有数の観音霊場であり、西国三十三箇所観音 霊場第13番札所となっている。また当寺は「蜻蛉日記」「更級日記」「枕草子」などの文学作品にも登場し、『源氏 物語」の作者紫式部は石山寺参篭の折に物語の着想を得たとする伝承がある。「近江八景」の1つ「石山秋月」 でも知られる。 今年の梅の開花は遅れているが、それでも滋賀県下ではこの石山寺は七分咲きということであり、出かけてみ た。三日前、9ヶ月間檜皮葺屋根葺替工事のために多宝塔を囲っていた素屋根が、すべて解体された由。新しい 檜皮葺の美しい屋根が見られたのは幸運であった。月見亭から眺めた瀬田川の流れはいつもながら清らかで 美しいけれど対岸の高層マンションが目障りで風雅台無しである。いまさらいっても仕方がないが計画段階で反 対運動はあったものの結局建てられてしまった。