函谷鉾
月鉾
れたと言う故事にちなんでつけられている。
月鉾(つきほこ)はその重さは約12トンで32基の中では最重量を誇る。また山鉾の中では高さも一番高い。真木
(しんぎ)と言われる鉾から伸びている棒のてっぺんに輝くのは大きなお月様でこの月鉾は月読尊(つくよみのみ
こと)を祀っている。この月読尊は「月」を神格化した神様の事であり、ちなみにこの神様のお姉さんは天照大神
(あまてらすおおみかみ)で、太陽を神格化した神様である。
たことが始まりとされる。
応仁の乱(1467-77年)で祭りは途絶えたが、1500(明応9)年に町衆の手で再興された。以後、中国やペルシ
ャ、ベルギーなどからもたらされたタペストリーなどを各山鉾に飾るようになった。これらの懸装品の豪華さゆえ
に、山鉾は「動く美術館」とも呼ばれる。江戸時代にも火災に見舞われたが、町衆の力によって祭りの伝統は現
代まで守られている。現在、巡行に参加している鉾は9基、山は23基である。