晩秋の東山界隈（南座から祇園あたり）

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年の南座の顔見世興行は暴力事件で怪我を負った歌舞伎俳優市川海老蔵の不出場で大きく揺れた。

 

初日を待つこの日、海老蔵のまねき看板はすでに下ろされてなかった。だが顔見世のまねき看板は京都

 

の師走の象徴といっていい。　

 

白川、巽橋、辰己明神、祇園の夜も艶めいた雰囲気を残しながら更けてゆく。