京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

あだし野から鳥居本まで

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千灯供養の始まる時間までまだ時間はたっぷりある。念仏寺の石段下を過ぎてさらに足を運ぶ。愛宕神社の一
 
之鳥居が木立の間に見え隠れする。途中嵐山高雄パークウェイの陸橋が道路を跨いでいる。同パークウェイの
 
開通は昭和40年であるが、今だつたら環境破壊、景観破壊で猛反対が起きていたことだろう。今は無粋なコンク
 
リートの橋げたもそれなりに風景に溶け込んでいるから不思議である。ここ奥嵯峨鳥居本は「鎮火の神」として
 
広く信仰を得ている愛宕神社門前町としての性格と農村としての性格を併せもって発展してきた町である。町
 
の中を通る愛宕街道に沿って、あだし野念仏寺を境にして、愛宕神社一之鳥居に近い上地区には萱葺き屋根の
 
農家風の民家が多く、下地区には町家風民家が並んでいる。昭和54年周囲の美しい自然景観を背景にした情
 
緒あふれる町並みを保存するため京都市の「伝統的建造物群保存地区」に指定された。また同年国の「重要伝
 
統的建造物群保存地区」にも指定されている。
 
ここ鳥居本愛宕街道沿いにも千灯供養のあいださまざまの意匠を凝らした灯篭が置かれ、また吊るされてい
 
る。地元の子供が沢蟹を捕って遊んでいた。