年)に上棟されたことがわかっており、同年をさほど隔てない頃に完成したと思われる。
重層、宝形造、杮葺(こけらぶき)で、平面は長方形で正面8.2メートル、奥行7.0メートル。初層の「心空殿」は住
宅風、上層の「潮音閣」は方3間(柱間の数が正面・側面とも3つ)の禅宗様(唐様)の仏堂で観音が安置されてい
る。書院造につながる和風の住宅風意匠が取り込まれており、東山文化の代表的建築物である。
の頃にもう一度訪れたいと思うが、大勢の観光客で人影の入らない写真を写すことはおそらく無理に違いない。
でもまた、訪れてみたい。