2010-06-23 東海道間の宿六地蔵その2 街道をゆく #写真 店の間は豪商の店構えらしく重厚に造られ、板戸などもよく工夫されてい.る。また、仕事場には、人力で回転さ せる木製の動輪や歯車の付いた製薬用石臼が、昔のままの姿で保存されていて、動力を伝達する歯車の構造 は興味深いものである。店の構えは東海道の街道筋に大きく開かれており、この店で薬を買い求める旅客や旅 を急ぐ人々の道中姿等、街道筋の殷賑さが目に浮かぶようである。店先に置かれた年代物の火鉢と茶釜でお客 にお茶を振舞ったのであろうか。その場で薬を服用した客もいたに違いない。