京都の中央を南北に連なる堀川通り。この道路の東側に堀川という川がある。かつて堀川には水が流れ、
その川では友禅染めの水洗いが行われていたことでも知られている。その後この川は水質の汚濁化や河川
管理の面から水を流さなくなって、一部は川が暗渠となって道路となっていたがこの堀川に改めてせせら
ぎとして水を流し、河川公園とする計画が立案され、そして今年の3月に工事は竣工した。
堀川は北の一条通りには「太平記」で有名な一条戻橋があり、堀川御池には二条城がある。堀川五条には
源義経の住いだった堀川館跡、堀川七条には西本願寺があり、京都の歴史の表舞台でもあった。
公園化されたのは北は今出川通りあたりから南は御池通りまでであるが、せせらぎの音を聞きながらゆっ
たりと散策できるようになっている。
京都の新しい景観をカメラに収めるべく堀川御池から川上に向かって散策を開始した。