お茶屋の二階に吊り下げられたすだれに夏の太陽が照りつける季節。
今日は八朔。八朔は旧暦の8月1日の事で、昔からお世話になった人にお礼や贈り物を贈る風習がある京
都の祇園では新暦になった後も日頃世話になっている芸事の師匠や、日々の舞台となるお茶屋へ一軒一
軒、朝10時頃から挨拶回りをする仕来りがある。30度を超える暑さの中、白い襟に汗が滲みながらも
涼しい顔をして、あの黒紋付を纏った芸舞妓達は優雅で柔らかな物腰で、お茶屋の暖簾を潜り、格子戸を
引いて、お茶屋の女将に挨拶まわりをする。
そんな芸舞妓たちの夏の姿をカメラで追ってみた・・・