比叡山の麓、高野川の上流辺りを八瀬と呼ぶ。八瀬は「矢背」とも記されるように、壬申の乱で背中に矢傷を負われた大海人皇子(天武天皇)が「八瀬の釜風呂」で傷を癒されてより、平安貴族や武士たちに「やすらぎ」の郷として愛されてきたという。その八瀬に…
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