奥入瀬渓流本流にかかる随一の滝、銚子大滝は高さ7メートル、幅20メートル。水音高らかに水しぶきをあげる
堂々たる滝である。流れ落ちる水は多量の水霧をうみ、木漏れ日がそこに幾本もの光の筋をつくる。銚子大滝
は、滝の右手に伸びる断層や左から流れ込む寒沢の影響でできたと考えられており、十和田湖への魚の遡上を
妨げ、魚止の滝とも呼ばれている。そのために長いあいだ、十和田湖には魚がすめないといわれてきた。
木漏れ日が水霧に投影する光の筋が変幻自在に変化する・・・いつまで見ていても見飽きない滝である・・・