本殿の前にある左右宮拝殿で厳粛な面持ちで拝礼する。拝殿前の右側にあるのが「文治の燈籠」、藤原秀衡の
三男・忠衡は、源義経をかくまう父・秀衡の遺言どおり行動したが殺害されてしまう。忠衡が自らの命に代えても
父との約束を守るという願いを込めて、文治3年(1187年)7月10日に奉納した燈籠である。また左側にある大き
な灯籠は伊達家九代藩主・周宗が幕命により蝦夷地警備に出役して、無事に任務を遂行して帰還した感謝の思
いを、文化6年(1809年)に寄進した銅鉄合製の大きな燈籠である。
参拝を終えて唐門を出ると正面にある表坂の石段に向かう。来るときに通るのを避けた202段の石段を下る。