遊覧船は大小様々の島影を縫って進んでゆく。塩釜までは50分の船旅である。湾内のあちこちに養殖
イカダが
浮いている。牡蠣の要職である。
松島湾の
沿岸漁業の水揚げ高、売上高ともに牡蠣が全体の7割以上を占める
ほど代表的な
水産業という。
松島湾でカキの養殖が始まったのは、およそ300年前と言われている。それが、今
のようなカキ棚を使う養殖が始まったのは、1926年(大正15年)ごろからという。
宮城県のカキ生産量は
広島県
に次いで日本で2番目であり、松島町では1年間に約101トン(
平成28年)のカキが生産されているという。