京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

紫陽花その2(もりやま芦刈園)

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じめじめした梅雨のどんより気分も美しい紫陽花の花をみていると心が和む。日本の自然の美しさは湿度「雨」

にあるではないか。梅雨空の下の紫陽花ほど美しいものはない。そして日本人が一番好きな色が青紫という。

だから雨に濡れた青紫の紫陽花の優しさに心惹かれるのである。紫陽花の原産地は日本。日本に自生するガ

アジサイである。語源は、万葉集での「味狭藍」「安治佐為」という説、平安時代の辞書「和名類聚抄」での

「阿豆佐為」、もっとも有力とされているのは、「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい「集真藍」がなまったも

のとする説だそうである。「ガクアジサイ」は写真のように花の真ん中(花序)のまわりを装飾花が囲むのが特

徴。わたしたちが花びらと思っているのは実はこの装飾花が萼(がく)で、アジサイの原種であるという。手まりの

ように装飾花が集まったものが、ヨーロッパで品種改良されたのが「ホンアジサイ」である。

今は様々な色や形の紫陽花が作られ、わたしたちの目を楽しませてくれている。