京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

城南宮の春その1

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

城南宮は、京都市伏見区にある神社である。式内社で、旧社格は府社。「方除の大社」として知られている。創

立年代は不詳である。この地にあった式内社「真幡寸神社」に、神功皇后三韓征伐の際に船上に立てた旗に

神功皇后・八千戈神(大国主神)の神霊を添えて奉斎したのに始まると伝える。平安遷都の際に国常立尊が併

祀され、城(平安京)の南にあることから「城南神」と呼ばれた。中央を守護する「平安神宮」、北の玄武「上賀茂

神社」、東の蒼龍「八坂神社」、西の白虎「松尾大社」とともに南の朱雀として京の都を守ってきた。白河天皇

鳥羽離宮(城南離宮)を造営してからはその一部となり、代々の天皇上皇行幸がしばしばあった。また後代

になると京都御所の裏鬼門を守る神となったことから貴族の方違の宿所となり、方除けや厄除けの神としても信

仰されるようになった。応仁の乱などの戦乱で荒廃したが、江戸時代になって復興された。幕末の文久3年(1863

年)には孝明天皇の攘夷祈願の行幸があった。新政府軍の掲げる錦の御旗の前に旧幕府軍が総崩れとなった

慶応4年(1868年)の鳥羽・伏見の戦いの主戦場となったものこの地である。

城南宮では2月下旬に入る頃から、神苑の「春の山」を中心に150本のしだれ梅が咲き誇る。そんな城南宮を

訪れた。