京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

冬の奈良散歩その9

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飛火野から奈良ホテルの前を抜けてならまち(奈良町)に向かう。ならまちは歴史的町並みが残る地域の通称。

狭い街路に、江戸時代以降の町屋が数多く建ち並ぶ。ほぼ全域が元興寺の旧境内にあたる。その周辺を含む 

49.3ヘクタールが奈良市により奈良町都市景観形成地に指定されている。

この地域には、発掘調査で8世紀の平城京以前の古墳も発見されているが、都市としての発展は、710年和銅3

年)に遷都した奈良の都・平城京の外京として多くの社寺が置かれたことに始まる。784年延暦3年)の長岡京

遷都後も、東大寺春日大社興福寺のお膝元として都市機能を維持した。

中世以降、元興寺旧境内に様々な産業(蚊帳布団醤油など)が発展し、江戸時代には有

力商工業都市として町が形成された。現在は、社寺、公共文化施設のほか、町屋の原型や外観を保ちつつ、現

代風に改装された飲食店、雑貨店、ギャラリー、ゲストハウス等が町内各地に点在することから、奈良の新たな

観光スポットとして注目を集め、細かく入り組んだ路地を歩きながら歴史的風情を楽しむ観光客で賑わってい

る。