京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

近江八幡 出雲神社その1

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近江八幡の町から東方2キロ離れた御所内町の田園地帯の中に森がある。国道8号線友定の交差点(右折する

と東近江方面、左折すると近江八幡の町方面)を左折するとすぐに右前方に見えてくる森で、以前から通る度に

気になる場所であった。もともとこの日はこの近くでコスモスが満開との新聞の記事で読み、やってきたのだがど

うやら場所を間違えたようで、思案に暮れていたところこの森が目に入りいい機会と思い訪れたのである。森は

「出雲神社」の神域になっており、あまり手入れされていないのかやや荒れた神社のたたずまいが返って神さび

た雰囲気を漂わせていた。参道の傍らに建っていた碑によると、「祭神は須佐之男命、稲田媛神、大国主神。碑

では吉備大臣の子孫が出雲大社明神の霊告にて現在の出雲山の麓に奉斎し、ここに出雲神社の鎮座を見るに

いたった」と刻まれている。そうするとこの出雲神社は安土山の南西に位置するから、安土山がかつては出雲山

と呼んだのであろうか。碑は続く「寛弘8年(1011年)3月、訪れた一条天皇に出雲神社の近くの椙の森に湧く霊

泉を神主が献上したところ、その水を飲んで長年の病が治癒したことから、その治癒感謝で参詣の上、社頭にひ

げの形の杉の若木一対をお手植えになり、氏子は「一条院のひげ」と崇め、大樹に成長、氏子が毎年幹に竹の

輪を入れ大切に保護、神木として崇めてきた」という。今の神木は何代目であろうか、枯れてはいるが竹の輪が

当時の面影を残している。