京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

多賀大社の初春その1

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月3日、心地よい暖かさに誘われて滋賀県犬上郡多賀にある多賀大社に出掛けた。多賀大社伊邪那岐命

イザナギ)・伊邪那美命イザナミ)の2柱を祀り、古くから「お多賀さん」として親しまれている。 当社にはお守り

としてしゃもじを授ける「お多賀杓子(おたがじゃくし)」という慣わしがある。室町時代中期の明応3年(1494年

は、神仏習合が進み、当社には神宮寺として不動院天台宗)が建立された。 神宮寺配下の坊人は全国にお札

を配って信仰を広め、当社は中世から近世にかけて伊勢熊野とともに庶民の参詣で賑わった。 「お伊勢参らば

お多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」「お伊勢七度熊野へ三度 お多賀さまへは月参り」との俗謡もあり、

この「お多賀の子」とは、伊勢神宮祭神である天照大神伊邪那岐命伊邪那美命両神の御子であることによ

る。 多賀社が隆盛したのは、近江国交通の結節点だったことにもよる。

正月3日になると参拝客も多く、本殿への参拝にも長い行列が続いているが、みな清々しい表情で順番を待って

いた。