2015-01-20 雪の賀茂神社(近江八幡) 冬 #写真 賀茂神社は、滋賀県近江八幡市にある神社。「御猟野乃杜賀茂神社(みかりののもりかもじんじゃ)」とも称す る。賀茂神社は奈良時代の736年(天平8年)に聖武天皇によって創建された。白村江の戦いの後、天智天皇が 「これからは騎乗技術の発展と馬匹の繁殖が大事」と考え、賀茂神社の地に国営牧場を造った。その後、日本 の荒廃を憂いた聖武天皇が、国民の災いを封じ国土の平安を祈る神社を建立するため、日本の陰陽道の祖と いわれている吉備真備を中心にして、壮大な社殿を構築した。当地に日本初の国営牧場が置かれたことから、 創建当初より馬との関わりが深く、「馬の聖地」として崇敬が寄せられる。創建時より、御料地「御猟野(みかり の)」として、猟や競馬が行われていた。さらに、平安時代に始められた京都上賀茂神社の競馬会神事を後白河 上皇の意により当地でも継承した。例祭賀茂祭では、およそ 400m の直線の馬場を用いて、7頭の馬により、2頭 ずつ 7回の競走を行い、上賀茂神社の競馬会に参加する馬を決する神事「足伏走馬(あしふせそうめ)」が行わ れる。