京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

春を迎える五個荘大城神社

イメージ 1
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
イメージ 4
 
イメージ 5
 
イメージ 6
 
イメージ 7
 
イメージ 8
 
五個荘の町並みの南にある大城神社。五個荘には何回も訪れているが大城神社は今回初めてである。
 
大城神社の創建は推古天皇29年(621)、聖徳太子小野妹子に命じて金堂寺を開いた際、鎮守社として勧請
 
されたのが始まりとされる。嘉慶2年(1170)に現在地に遷座し天満天神大梵天八幡大神の分霊を勧請合祀し
 
五個荘の総鎮守となった。歴代領主からも崇敬され文亀3年(1503)には当時の地頭那須興市が金堂寺を改
 
修した際家運長久を祈願し、領主である佐々木氏の居城観音寺城の鬼門に位置していたこともあり守護神とし
 
て崇敬庇護され社領の寄進も行われている。佐々木氏が織田信長により滅ぼされると大城神社も衰退するが、
 
江戸時代に領主となった柳澤氏が庇護、例祭には奉行が代参し神楽を献じ撤下の供物を奉納している。
 
大杉の大木が境内に林立する静かな境内に、西に傾いた師走の陽射しが杉木立の長い影を落としていた。