2014-08-15 盛夏三井寺をゆくその2 夏 #写真 三尾神社の右手に続く道路の正面に見えるのが三井寺の総門。その総門前を道なりに右手に向かいしばらく歩 くと三井寺の大門(仁王門とも呼ばれる)の甍が目に入ってくる。大門の右手の園城寺(三井寺)の名を刻んだ石 碑が参詣者を迎えてくれる。 大門(重文)-入母屋造の楼門(2階建ての門で、下層と上層の境には屋根の出を造らないもの)。もと近江の常 楽寺(滋賀県湖南市)にあった門を慶長6年(1601年)、徳川家康が寄進したもの。墨書銘等から室町時代の正 徳3年(1451年)の建立と推定される。大門をくぐると正面の石段の上に姿の一部をのぞかせているのが国宝の 金堂。石段を上がると広い境内に出、左手には有名な「三井の晩鐘」の鐘楼(重文)が建っている。鐘楼に吊るさ れた梵鐘は慶長7年(1602年)の鋳造で、平等院鐘、神護寺鐘と共に日本三名鐘に数えられている。