京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

盛夏三井寺をゆくその1

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三井寺園城寺)は湖国名刹である。盛夏の三井寺を訪れた。園城寺(おんじょうじ)は、滋賀県大津市にあ
 
る、天台寺門宗の総本山。山号を「長等山(ながらさん)」と称する。本尊は弥勒菩薩である。日本三不動の一で
 
ある黄不動で著名な寺院で、観音堂西国三十三所音霊場の第14番札所である。また、近江八景の1つであ
 
る「三井の晩鐘」でも知られる。、「三井寺」の通称は、この寺に涌く霊泉が天智・天武・持統の3代の天皇の産湯
 
として使われたことから「御井」(みい)の寺と言われていたものが転じて三井寺となったという。三井寺は7世紀
 
に大友氏 (古代)の氏寺として草創され、9世紀にから帰国した留学僧円珍天台寺門宗宗祖)によって再興さ
 
れた。三井寺平安時代以降、皇室、貴族、武家などの幅広い信仰を集めて栄えたが、10世紀頃から比叡山
 
延暦寺との対立抗争が激化し、比叡山の宗徒によって三井寺が焼き討ちされることが史上度々あった。近世に
 
豊臣秀吉によって寺領を没収されて廃寺同然となったこともあるが、こうした歴史上の苦難を乗り越えてその
 
都度再興されてきたことから、三井寺は「不死鳥の寺」と称されている。
 
琵琶湖の湖水の取水口(疎水として山科を経て京都岡崎までの運河)あたりからこの三井寺の盛夏探訪を始め
 
たい。水門のある取水口あたりに架かる橋からトンネルが見える眺めは両側に桜の古木が生い茂り、桜の名所
 
として知られ、橋からの眺めは撮影スポットとして有名。その疎水の脇道を歩いてゆくと見えてくるのが三尾神社
 
の鳥居である。三尾神社は卯年生まれの守り神として信仰を集めている神社で、応永33(1426)年に三井寺
 
鎮守社として建立され、明治10(1877)年に現在地に移築されたという。石橋の左手にある手水舎では兎の口か
 
ら手水が流れている。