翌日、今回ぜひ行ってみたい場所であった室蘭港に出かけた。この日は娘が車を使用するため、室蘭にはバス
を利用していくことにした。天候も回復、青空が雲間から顔をのぞかせる天気となった。洞爺湖温泉から室蘭港
行きの郊外路線バスに乗り、約2時間のバス旅である。室蘭市は北海道の南西部に位置し、天然の良港を活か
し、鉄鋼業を中心に、造船、石炭の積み出し、石油精製などで発展した、北海道を代表する重化学工業都市で
ろ」の意による。明治期の呼称はモルランといった。かつては20万近くを有する都市であり、人口密度も北海道
0年代後半以降減少が続いた。室蘭は太平洋と内浦湾(噴火湾)の境に突き出した絵鞆半島を中心に市域が広
がっており、三方を海に囲まれた地形で天然の良港として室蘭港がある。室蘭港は1872年(明治5年)の開港以
来、海陸交通の要衝として、重要な役割を果してきた。製鉄・石油精製等を主体とした臨海工業港及びフェリー
等による背後園の流通拠点港として発展した。 現在の港湾区域面積は1.610ha、年間の入港隻数8,000隻、利
用客数30万人を超える。
バスは街中を抜けて室蘭港の終点のバス停に到着した。バス停に降り立つと目の前に青空の広がった美しい
港が一望できた。港の雰囲気がなにか長崎港のような雰囲気に似ていた。