発し北北西へ流れ、信楽盆地を縦断。信楽町牧、黄瀬付近で西方へ流路を変え、大津市太子付近の大日山下
で瀬田川(淀川)と合流する。流域は信楽盆地や大戸川渓谷、太神山北麓。琵琶湖に注がない滋賀県の河川と
しては最大。わたしの住む住宅地の道路から繋がっている県道16号線(大津信楽線)が大戸川渓谷に沿って山
役として使用されている発電所である。最大出力1600KW、大戸川の上流から導水路を通じて取り込まれた水は
標高200mから標高123mまでの落差73mを内径140㎝の水圧鉄管の中を一気に流れ落ちて発電機の水車を回
す。この時期水圧鉄管の上部からレンガ造りの
発電所建屋辺りまでの桜が武骨な風景を美しく装ってくれる。地
元の人々にしか知られていない桜の名所である。