2013-05-18 中山道醒井宿その1 街道をゆく #写真 東海道とともに江戸時代の五街道の一つとなった中山道は、この時初めて制定された街道というわけではなく、 その前身を東山道とも呼んで古代から中世にかけて西国と東国を結ぶ重要な街道でもあった。京都三条大橋を 基点として、大津、草津、守山、武佐、愛知川、高宮、番場、そして醒井宿。醒井宿はは中山道61番目の宿場 (→中山道六十九次、京都からは8番目の宿場)で、現在は滋賀県米原市、JR東海道線醒ヶ井駅のすぐ近くに ある。伊吹山が間近に迫り、醒井宿の旅籠に泊まった旅人の中には、翌朝いよいよ関が原に分け入ってゆくとい った軽い興奮に熟睡出来ない人々もいたのではあるまいか。この日初夏を思わせるような陽射しの中に醒井宿 は静かな時間を刻んでいた。