京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

平安の甍 東寺食堂(じきどう)・御影堂

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食堂(じきどう)
 
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御影堂
 
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天平の甍といえば奈良の東大寺などの寺院をいうが、平安の甍といえばこの東寺が代表的な寺院だろう。
 
東寺は、京都市南区九条町にある仏教寺院真言宗の根本道場であり、東寺真言宗の総本山でもある。「教王
 
護国寺」とも呼ばれる。山号八幡山。本尊は薬師如来東寺は平安京鎮護のための官寺として建立が始めら
 
れた後、嵯峨天皇より空海弘法大師)に下賜され、真言密教の根本道場として栄えた。中世以降の東寺は弘
 
法大師に対する信仰の高まりとともに「お大師様の寺」として庶民の信仰を集めるようになり、21世紀の今日も
 
の代表的な名所として存続。昭和9年(1934年)に国の史跡に指定それ、平成6年(1994年)12月には「古都京
 
都の文化財」として世界遺産に登録された。
 
食堂(じきどう)      境内の北寄りに建つ。初代の食堂は空海没後の9世紀末から10世紀初め頃にかけて完成し
 
たと推定されるが、文禄5年(1596年)の地震で倒壊。2世紀以上後の寛政12年(1800年)にようやく再建工事が
 
始められた。この江戸時代再建の食堂は昭和5年1930年)に火災で焼失し、現在の建物はその後の再建で、
 
昭和9年(1934年)に完成。
 
御影堂     国宝。かつて空海が住房としていた、境内西北部の「西院」(さいいん)と呼ばれる一画に建つ住宅風
 
の仏堂。前堂、後堂、中門の3部分からなる複合仏堂で、全体を檜皮葺きとする。昭和33年(1958年)の国宝指
 
定時の名称は「大師堂」であるが、寺では主に「御影堂」の名称を用いている。