京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

梅小路蒸気機関車館その1(京都市下京区)

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かねてから訪れてみたい場所があった。京都の下京区にある「梅小路蒸気機関車館」である。京都の東本願寺
 
の側で生まれ育ったわたしにとって子供の頃は京都駅やこの「梅小路蒸気機関車館」が梅小路機関区として現
 
役の機関区のころ馴染みの深い場所であった。だから二代目の京都駅の駅舎(今の京都駅は四代目)が全焼
 
し、家の二階から京都駅方面の空が真っ赤になっていたのを覚えているし、この機関区に小学校から野外教育
 
で来たのも懐かしい思い出である。この「梅小路蒸気機関車館」は1972年(昭和47年)に日本の鉄道事業100周
 
年を記念して開館された。かつて蒸気機関車の基地で梅小路機関区の扇形車庫(重要文化財)に、日本を代表
 
する蒸気機関車17形式19車両が保存され、7両は動態保存されている。中でもC57形やC56形は「SLやまぐち
 
号」として臨時運転するほか、C62形やD51形は館内で「SLスチーム号」として運転されている。我が国唯一の蒸
 
気機関車専門の博物館として全国の鉄道ファンの垂涎の的となっているという。京都水族館の西側の同じ敷地
 
内にあり、機関車館の玄関である二条駅舎は、1904年明治37年)に京都鉄道が本社社屋を兼ねて建設し
 
日本現存最古の木造2階建和風駅舎で、景観に配慮しながら平安神宮を模して造られた。京都鉄道1907年
 
明治40年)に国有化され、以後国鉄、次いでJR西日本の駅舎として利用されたが、1996年(平成8年)の山陰本
 
嵯峨野線二条駅 - 花園駅間高架化にともなって駅舎としての役目を終え、1997年(平成9年)に本館敷地
 
内に移築・復元して玄関口として使用され、内部は昔の切符売り場などを残し、資料展示館として活用されてい
 
て、1996年4月に京都市有形文化財に指定されている。この建物もわたしにとっては懐かしい建物である。