紅葉公園に向かう入り口にある神社。境内から観音正寺への登り口がある。この結神社は「むすび」というが「ゆ
い」と呼ぶ神社もある。古くから生産、縁結びなどにご利益があるという。近年は縁結び、恋愛の神社として知ら
れる神社である。いまから900年ほど前に創建された神社で、京都と鎌倉を結ぶ街道沿いにあることから、尾張
がこのお社を篤く信奉していたという。安八の結神社のように有名ではないがこの神社も建物に格式の高さが感
じられ、特に本殿前の舞台が左右に分かれているのが珍しい。地元の人々以外あまり知られることもなくひっそ
りと歴史を刻み、だが格式が高くて寺暦が古い近江の多くの神社仏閣の典型のような神社であるといえよう。