2018-12-12 鳴子峡その1 秋の奥州路をゆく #写真 鳴子温泉をあとにしてわたしどもは鳴子峡に向かった。鳴子峡は宮城県大崎市(旧鳴子町)にある峡谷である。 花渕山の南山麓を荒雄川(江合川の別称。北上川水系)の支流、大谷川が侵食して形成されたもの。落差80か ら100メートルあまりの断崖が、長さ4から6キロメートルにわたって続き、狭いところでは幅10メートルの典型的な V字谷、広いところでは幅100メートルのU字谷となっている。 白色の石英粗面岩質凝灰角礫岩台地が侵食され て生じた奇岩に富み、立岩、衝立岩、獅子岩、仁王岩、虫喰岩、九曜岩、烏帽子岩、天柱岩などと呼ばれてい る。一帯は落葉広葉樹林になっており、アカシデ、ミズナラ、ハウチワカエデなどが群生している。宮城県を代表 する紅葉の名所として知られ、宮城県の名勝に指定、全域が栗駒国定公園に含まれている。 鳴子峡を含む荒雄川上流は鳴子温泉郷と呼ばれ、鳴子峡の上流側には中山平温泉、下流側には鳴子温泉や 東鳴子温泉などの温泉街が開けている。