「これやこの 行くも帰るも別れては しるもしらぬも あふさかの関」
山に捨てるよう命ずる。 捨てられた蝉丸は、琵琶を抱き、杖を持ち、逢坂山の関に住む。蝉丸の姉、第三皇女逆
髪は、髪が逆立つ奇病。弟蝉丸を訪ね、やがて琵琶の音に導かれて再会を果たすことになる。蝉丸が琵琶の名
手だったことから、芸能の神様として現在も信仰を集めている。
蝉丸を祀った神社はこの神社を含めて3か所ある。逢坂の関址から国道一号線を大津に向かって行った名神高
街に向かう道路)に沿ってあるのが「関蝉丸神社下社」である。この上下社はまだ訪れてはいないが「関蝉丸神
社下社」では芸能の神様に因んで数年前から毎年5月に「関蝉丸芸能祭」が行われているという。機会があれば
訪れてみたいと思っている。