京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

岐阜の町をゆくその8

笑みを浮かべたような表情の仏様…思わず手を合わせてしまう・・・ 1891年(明治24年)10月28日に濃尾地方で発生した、 日本史上最大の内陸地殻内地震は「美濃・尾張地震」と も呼ばれた。死者は 7273人,負傷者1万 7175人に及び,全壊家屋は約 14万戸.に及ん…

岐阜の町をゆくその7

岐阜公園の近くにある黄檗宗金鳳山正法寺にある仏像(釈迦如来像)、岐阜大仏という。 釈迦如来の坐像で、日本三大大仏(奈良東大寺大仏鎌倉高徳院大仏)を称する。像高13.63m、顔の長さ3.63m、 目の長さ0.66m、耳の長さ2.12m、口幅0.70m、鼻の高さ0.36m。周…

岐阜の町をゆくその6

岐阜城に別れを告げ、下りのロープウェイから次第に近づいてくる岐阜の町並みを眺めながら、山麓駅に到着。 大正5年岐阜公園に大正天皇即位の記念事業として建てられた三重塔の朱色が青葉に映えて美しく流麗な甍を 見せていた。三重塔は建設費は5500円(当時…

岐阜の町をゆくその5

岐阜城の天守閣に入る。どこの城でもそうだが天守閣には戦国時代の武具の展示や城の歴史が一目で理解で きるようになっている。とくに戦後復興された昭和城は観光的な要素が強いが、それでも猫の額のように狭い金 華山の山頂に天守閣を復元することは、現代…

岐阜の町をゆくその4

美しい岐阜城の天守閣・・・

岐阜の町をゆくその3

岐阜公園の奥にある駅と金華山の山頂駅を約4分で結ぶロープウェイに乗って眼下に広がる展望を楽しむ。頂 上駅から岐阜城への山道を登ってゆく。山道から俯瞰した岐阜の町は城下町らしく整然としていて、その町の真 ん中を長良川が力強く縫っている。織田信長…

岐阜の町をゆくその2

岐阜公園の中に明治維新の元勲で自由民権運動の主導者として知られた板垣退助の銅像が「板垣退助遭難 地」の石碑とともに立っていた。明治14年自由党を結成して総理(党首)となった板垣退助は全国を遊説して 廻り、党勢拡大に努めていたが明治15年(1882年…

岐阜の町をゆくその1

今年の桜の季節はあっという間に咲き、愛でる間もなく終わろうとしている。そんな時期に何十年か振りに岐阜 の町を訪れた。 岐阜は戦国時代には金華山の麓の旧岐阜町が斎藤道三や織田信長の城下町として栄え、江戸時代には幕府 の直轄地のちに尾張藩領となり…

東寺の春その2

東寺は、京都市南区九条町にある仏教寺院。真言宗の根本道場であり、真言宗全体の総本山でもある。「教王 護国寺」とも呼ばれる。山号は八幡山。本尊は薬師如来。東寺は平安京鎮護のための官寺として建立が始めら れた後、嵯峨天皇より空海(弘法大師)に下…

東寺の春その1

先日の土曜日、小椋桂のコンサートが京都東寺の本堂前の野外特設ステージで行われた。前日の激しい風雨 で実施が心配されたが何とか最後まで天気は持ってくれて、小椋桂の懐かしい歌から最近の歌まで二十曲ばか り聴き楽しい充実した二時間となった。桜の時…

近江八幡堀桜の風景その2

満開時の雑踏が信じられない静かな八幡堀の風景・・・

近江八幡堀桜の風景その1

落花盛ん、近江八幡八幡堀の桜の風景・・・

三上山(近江富士)山麓の桜風景その4

御上神社の桜は数本しかないが、神社の境内にあるだけにその姿は神々しい・・・

三上山(近江富士)山麓の桜風景その3

御上神社前の国道8号線辺りの桜風景・・・

三上山(近江富士)山麓の桜風景その2

国道8号線が渡る野洲川大橋を渡るとすぐ左側にこんもりとした森が見えてくる。御上神社である。御上神社は 三上山を神体山とする。その三上神社と8号線を挟んである「悠紀斎田記念公園」の桜が美しい。国道を走る車 両の排気ガスを浴びながらも毎年見事な桜…

三上山(近江富士)山麓の桜風景その1

滋賀県野洲市と栗東市を分ける野洲川は琵琶湖に流れ込む川としては最長であり、その流域は野洲川が運ん でくる土壌で豊かな穀倉地帯を形成しているが、この時期流域にある三上山山麓のあちこちでは桜が美しく咲き 誇る。三上山の南にあるさくら緑地でも大勢…

京都西山善峯寺の春その4

さらに登りの道に歩を進めると桂昌院のブロンズ像がある「けいしょう殿」が見えてきた。吉峯寺の奥之院である 阿弥陀堂の前からは西京の街並みが遠く俯瞰することが出来る。そこからは下り道となり、山を一巡して元の観 音堂(本堂)に戻ってくる。

京都西山善峯寺の春その3

まだ桜の開花の少ない白山桜あじさい苑をを背にして立つ幸福地蔵に手を合わせ、先ほどの桂昌院お手植え の枝垂れ桜を左に見ながら歩をさらにすすめると、見えてきたのが釈迦堂の建物である。中には合掌するお釈 迦様が鎮座していた。

京都西山善峯寺の春その2

観音堂の右手、石段の上に目をやると桜越しに重要文化財である多宝塔の屋根が見える。石段を上ると美しく 咲き誇る枝垂れ桜が目に飛び込んできた。桂昌院お手植えの桜という。その手前左に植わっているのが天然記 念物に指定されている遊龍の松で、地面に平…

京都西山善峯寺の春その1

十輪寺のなりひら桜の美しさに未練を残しながら寺の前の急叛な道を自動車は喘ぐようにして登ってゆく。 道の行きついたところが善峯寺である。善峯寺は、京都市西京区大原野にある寺院。山号は西山。西国三十三 所第20番札所。善峰観音宗(天台宗系単立)。…

洛西十輪寺の桜を訪ねてその6

天を覆うかのごとく横に広がる枝振りから「天蓋の桜」とも言われるなりひら桜。三方普感の庭から見上げると、 まさに「天蓋の桜」である。 ひらひらと舞い落ちる花びらは静かに悠久の時を刻む・・・

洛西十輪寺の桜を訪ねてその5

本堂から階上に上り、本尊の延命地蔵菩薩に手を合わせたのち、本堂右手にある渡り廊下を渡る。左手に大き ななりひら桜の苔むした樹木が目に飛び込んできた。なりひら桜が植わっている庭は「三方普感(さんぽうふか ん)の庭」といい、寛延3年(1750)右大臣…

洛西十輪寺の桜を訪ねてその4

なりひら桜を見下ろす格好の場所に在原業平の墓があった。 在原業平(ありわらのなりひら)は、平安時代初期の貴族・歌人。平城天皇の孫。贈一品・阿保親王の五男。官 位は従四位上・蔵人頭・右近衛権中将。六歌仙・三十六歌仙の一人。別称の在五中将は在原…

洛西十輪寺の桜を訪ねてその3

本堂の後ろに裏山へ登る小路がある。登り口に在原業平の墓への案内板があった。小路の中程から見下ろす なりひら桜の眺めがまことに美しく、甍の間から空に突き抜ける様子はなんとも言いようがない。鳳輦の形をした 本堂の屋根の傾斜が美しく、その後ろに凛…

洛西十輪寺の桜を訪ねてその2

「なりひら桜」と呼ばれ、本堂、茶室、高廊下、業平御殿に囲まれた庭園に植えられている樹齢200年の枝垂桜 は、今まさに満開で花を一杯に付けた枝はまわりの屋根を覆い尽くすかのように、その美しい姿を見せている。 天を覆うかのごとく横に広がる枝振りから…

洛西十輪寺の桜を訪ねてその1

十輪寺(じゅうりんじ)は、京都市西京区大原野小塩町にある天台宗の寺院。山号は小塩山(おしおざん)。本尊 は延命地蔵菩薩。京都洛西観音霊場第三番札所である。この寺の創建年代等については不詳であるが、文徳 天皇の皇后藤原明子が安産を祈願した寺と…