京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

嵐山灯籠流しその7

灯籠流しの美しさに見とれていると周囲からどよめきの声があがった。見るとちょうど午後8時、東の方向に小さ な光の点が浮かび上り、その点はたちまち「大」の字になってゆく。五山送り火である。今年大文字の送り火は見 ることが出来ないと諦めていたのに、…

嵐山灯籠流しその6

漆黒の夜の戸張が川面に広がってくると水面の灯篭は一段と美しく輝き、幻想的な雰囲気を漂わせながら流れ てゆく・・・ ふと気が付くと遠く清水寺の、空に向けられた探照灯の光の束が夏の夜空を貫いていた。

嵐山灯籠流しその5

日が暮れてき、提灯の明かりが増す時分になると僧侶の読経のもと、火が灯された灯篭流しが始まった。川に 流された灯篭は流れのままに広がり、まとまりつつゆっくりと流れてゆく。灯籠の明かりは時間とともにその鮮や かさを増してゆく・・・

嵐山灯籠流しその4

河川敷には次第に見物客が増加。嵐山の山々が薄墨がかかったように薄暗くなってくると会場では灯籠が組み 立てられ順次特設の台上に運ばれてくる。 渡月橋の上からは五山送り火のうち大文字と鳥居形を見ることができるが、その鳥居形が送り火の点火に向け て…

嵐山灯籠流しその3

渡月橋と桂川の川岸にはすでに見物客が場所どりをしてくつろいだ表情で時間を潰している。わたにとって初め ての見物であり、どの場所からの眺めがいいのかわからず人波に押されて渡月橋の中程までくると、川を渡って くる風の心地よさに誘われて欄干に持た…

嵐山灯籠流しその2

嵐山駅前から渡月橋までの賑わいの風景・・・

嵐山灯籠流しその1

毎年8月16日は女房と夕方墓参りを終えてから大文字鑑賞に出掛けるのが我が家の恒例となっているが、今年 は趣向を変えて嵐山で行われる灯篭流しを見にいくことにした。地下鉄東西線の終点「太秦天神川」で嵐電に乗 り換え嵐山に向かう。嵐電を運行する京福電…

古都の夏その8

三条大橋から木屋町へ・・・

古都の夏その7

祇園から鴨川四条大橋から三条大橋へ・・・

古都の夏その6

八坂の塔から八坂通りを西に、建仁寺まで・・・

古都の夏その5

清水二年坂、三年坂夏の風景・・・

古都の夏その4

大雲院に別れを告げて「ねねの道」を清水寺方面に向かう。道が豊臣秀吉の正室北の政所ねねにゆかりのある 高台寺の西側を通ることから「ねねの道」と名付けられた。北の政所はこの地で19年の余生を送った。 以前は高台寺道と呼ばれたこの「ねねの道」は現在…

古都の夏その3(大雲院4)

大雲院の西側にある墓地には織田信長信忠親子の碑と石川五右衛門の墓がある。 天正15年(1587年)正親町天皇の勅命を受けるという形で、貞安を開山として、織田信長の子信忠の菩提を弔う ために、信忠が討たれた二条御所跡(烏丸御池)に創建したのが初めで…

古都の夏その3(大雲院3)

境内にある鐘楼はもともと北野天満宮にあった鐘楼と、元々八坂神社にあった梵鐘を、明治の廃仏毀釈で不要 となったものを貰い受けたもの。祇園閣の鉾先には大倉喜八郎の本名、鶴吉(鶴彦)に因み翼を広げた鶴(人の 背丈ほど)が飾られている。また屋根は銅…

古都の夏その3(大雲院2)

パンフレット掲載写真 境内を抜けて国の有形登録文化財に指定しれている祇園閣の入り口に至る。祇園閣最上階の扁額は大倉喜八 郎筆「万物生物光輝」、入口の上部の扁額「祇園閣」は西園寺公望筆。入口を入った場所に阿弥陀如来が安置 されている。祇園閣の上…

古都の夏その3(大雲院1)

円山公園から野外音楽堂の脇を抜けて清水寺方面に右折する道路の角にある寺が大雲院。境内に祇園閣とい う山鉾に似せた目立つ建物があることで有名だ。この大雲院、普段は公開していないが、「京の夏の旅キャン ペーン」の一環として特別公開されている。清…

古都の夏その2

知恩院から円山公園辺りの夏の風景・・・公園の池端に咲く百日紅が鮮やかな花を咲かせていた。

古都の夏その1

古都の夏、白川の夏、あの狭い石造りの行者橋に腰掛ける感覚はやはり外人観光客だからだろうか・・・

八朔の朝 祇園町界隈その11

写真愛好家たちが美しい被写体を求めて右往左往する京都の夏、喧噪の祇園八朔・・・

八朔の朝 祇園町界隈その10

声をかけると気さくに撮影に応じてくれる市有里さん、時折見せる笑顔が可愛く美しい・・・

八朔の朝 祇園町界隈その9

すっかり祇園の顔となった市有里さん、後ろ姿にも凛とした気品が漂う・・・

八朔の朝 祇園町界隈その8

涼やかな表情を浮かべる八朔の日の舞妓さん、芸妓さんたち・・・

八朔の朝 祇園町界隈その7

可愛い舞妓さんに対して芸妓さんの立ち振る舞いは美しく、凛とした気品が漂う・・・

八朔の朝 祇園町界隈その6

八朔の祇園町、喧噪の町・・・・

八朔の朝 祇園町界隈その5

焼けるような暑さの中で黒紋付きを身にまとい、互いに笑顔を交して汗を拭き合うその姿は凛として、美しく、そし て健気な祇園の女性たちである。

八朔の朝 祇園町界隈その4

女将さんを先頭に舞妓さんたちが行き交う巽橋から続く新橋通り。暖簾を持ち上げるのは一番年下の舞妓さん の役目だ。金糸を織り込んだだらりの帯が揺れるたびに夏の陽に輝く・・・

八朔の朝 祇園町界隈その3

笑みを浮かべて巽橋にやって来た舞妓さんたちも、橋の反対側でカメラを向ける報道陣や写真愛好家を意識し たのか神妙な表情に戻って近づいてくる。

八朔の朝 祇園町界隈その2

八朔は旧暦8月1日を指し、京都の花街では日頃世話になっている先に感謝の気持ちを込めてお礼や贈り物を する習わしが今も受け継がれている。芸舞妓さんは黒紋付きの礼装で、京舞井上流家元や日頃世話になってい るお茶屋などを訪問し、「おめでとうさんどす…

八朔の朝 祇園町界隈その1

花街のシンボルとも言っていいすだれが微動だにしない蒸し暑い祇園の八朔の朝・・・

八朔の朝 八坂神社界隈その2

南楼門は明治時代初期に再建されて以来約140年ぶりに進められていた八坂神社の正門で今年4月に本格的 な修復工事が終わった。南楼門は高さ約14メートル、幅約9メートルで、本殿の南側にある銅板ぶきの2層の門。 祇園祭の神輿は必ず南楼門を通り、長刀鉾の稚…