京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

東海道間の宿六地蔵その3

暮れゆく宿場の町並み・・・ この六地蔵では数年前から町興しの一環として5月の最終の週末、街道をライトアップしている。街道筋が暗くな ってくると道の両側の行灯の灯が町並みを浮かび上がらせ、江戸時代にタイムスリップしたような錯覚を覚える のである…

東海道間の宿六地蔵その2

店の間は豪商の店構えらしく重厚に造られ、板戸などもよく工夫されてい.る。また、仕事場には、人力で回転さ せる木製の動輪や歯車の付いた製薬用石臼が、昔のままの姿で保存されていて、動力を伝達する歯車の構造 は興味深いものである。店の構えは東海道…

東海道間の宿六地蔵その1

六地蔵は旧東海道の草津宿と石部宿の、ほぼ中間の、「間の宿」として栄えた所で、江戸時代、旅人たちのため に道中薬を売る店が数軒あったという。そのうちの 1軒である大角家は、胃痛や歯痛などに効くという「和中散」を 売る「ぜさいや」の本舗で、慶長16…

祭の日の出町柳あたりの風景

高野川と賀茂川が合流して鴨川となるあたりは出町柳といい、葵祭のこの日、行列が賀茂川に架かる葵橋を渡 って下鴨神社に到着する眺めを見ようと大勢の見物客が詰めかけ、橋のたもとあたりは相当混雑する。 行列が来るまでの間、混雑を避けて河原に降り立っ…

走馬(はしりうま)・下鴨神社糺の森馬場

葵祭の起源は、欽明(きんめい)天皇朝、暴風雨の害が賀茂神の祟(たた)りによると占われたので、4月吉日を 選び、馬に鈴をかけ走駆させ祭ったところ、五穀成就豊年を迎えたことに由来するという。賀茂祭に走馬(はしり うま)の行われるのもこれに基づく…

社頭の儀遠景(下鴨神社)

葵祭は賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社の例祭で、5月15日に行われる。古くは賀茂祭、または北の祭 りとも称し、平安中期の貴族の間では、単に「祭り」と言えば葵祭のことをさすほど有名であった。 この祭の特徴は、平安時代以来、国家的な行事とし…

まつりの顔々

まつりの顔々・・・・伝統を守る人々、伝統を見守る人々

行列(下賀茂神社参道にて)

葵祭は京都三大祭のひとつ。わが国の祭のうち最も優雅で古趣に富んだ祭として知られている。平安朝の優雅 な古典行列は平安貴族そのままの姿で列をつくり、京都御所を出発、総勢500名以上の風雅な行列が下鴨神社 を経て、上賀茂神社へ向かう。 今年は下鴨神…

里山シリーズ56 田植えを終えて(大津市湖南)

田植えを終えて・・・いつに変わらぬ五月の里山風景