2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧
休日は車の渋滞する桜トンネルの道路も、ウィークデーのこの日は車も少なくゆったりとした気分で人々は桜を 楽しんでいた。
雨雲が切れ、ようやく明るくなってきた海津大崎・・・
この日海津大崎一帯はどんよりとした雨雲に覆われていて、満開の桜もくすんだような色をしていた。だが時折 雲の間からほんのわずかの薄日が射すと、一瞬ながら墨絵がパステル画に変わったように桜の色が輝く。
海津大崎に向かって、琵琶湖の東岸に沿って北に伸びる湖岸道路をヒタ走る。途中道路沿いの桜並木に思わ ず車を停めて、カメラを向ける。
京都疎水取水口から少し南に下ったところにある長等神社と長等公園の桜はあまり有名ではないが地元ではよ く知られた桜の名所である。 長等神社は天智天皇創建と伝わるひなびた雰囲気の古社で、大津は京に入る最後の宿場であったた め、昔はここで馬も身を…
ライトアップに浮かび上がった闇と光と、そして妖しげな桜の色・・・
滔々と流れる疎水に影を落とす桜並木を楽しむ人々・・・
京都疎水 京都の人々は単に「疏水」と呼んでいる。そのほか「琵琶湖疏水」の名もある。 疏水は明治期に琵琶湖から京都に引かれた水路。舟運・発電・上水道・灌漑用水などの目的で作られたが、現 在は京都市に上水を供給するのが主たる目的となっている。 最…
膳所城の城址にある膳所公園の桜は古木も多くいずれも美しく枝振りも立派だ。大手門と石垣にしか昔の面影 を追うことができないが、やはり城には桜が一番ふさわしくてよく似合う。膳所城は水城で瀬田川の河岸にあり、 石垣は瀬田川の水に洗われていた城であ…
瀬田川唐橋河岸の桜風景。カヌーが川面に浮かび、河岸の料理屋の屋形船が櫓を休め、新幹線の列車が鉄 橋を渡り、かつて老舗の料理旅館が建っていた跡地には場違いなようなマンションが建つ瀬田川の風景・・・ 変わらないのは桜の美しさだけ・・・
新名神草津JCTから信楽方面に続く県道43号線を南下すること15分、大戸川渓谷に入り、急に視界が広くなっ たころ対岸に赤レンガの建物が視界に飛び込む。大戸川発電所である。発電所に水を落とす水圧管路の巨大 なシルエットが急峻な崖に張り付いていて、…
京都祇園、白川沿いの夜桜。巽橋と辰己明神で知られるこの場所はテレビドラマにもよく登場する馴染みの場 所だ。この時期夜桜見物の人々で賑わう。ここの夜桜の風景は京都人にとっては「よくぞ京都に生まれけり」と つい誇りたくなる風景ではなかろうか。
木屋町の御池から五条木屋町までの高瀬川の桜は毎年見事な花を咲かす。木屋町通りの狭い道を走る自 動車の排気ガスをまともに浴びながら毎年変わりなく花を咲かせる木屋町の桜はいじらしく、そしてた くましい。
四条大橋から見た鴨川の桜の風景。写真を撮っていたら傍らに若い二人連れの女性が座って、コンビニの弁当 を取り出す。ささやかなお花見の始まりだ。すぐに食べずにまず携帯電話を取り出して弁当の写真を写し始め た。いまどきの若い人たちの風景であるが実…
八坂の塔の下の道を下ると東山通りに出る。通りを横断して西に続く道が八坂通りだ。しばらく歩くと建仁寺の勅 使門の前に着く。勅使門から境内に入り、境内の桜を愛でながら北の門から花見小路通りに出ると、もうそこは 祇園町の中であたりは急に艶かしくな…
石塀小路から高台寺の下の「ねねの道」に出て清水寺方向に向かう。二年坂の石段を登りきり、三年坂から清 水寺にたどる道を右に折れてしばらく下ると八坂の塔が見えてくる。この日の塔の下の桜は五分咲きにも満たな かったが塔を見上げる観光客たちの顔は春…
円山公園の夜桜の花見はめいめい場所取りの準備も終わり、あとは夕暮れを待つだけだ。円山公園から八坂 神社の境内を抜けて南門から出るとそこは下河原。ここから清水寺までの散策コースは石塀小路など東山観 光の定番コースである。だが今回は清水寺に向か…
白川に架かる華頂通りの石橋を渡り、その通りをしばらく東に向かうと神宮通りに出、その神宮通りを右に折れ て歩くとほどなく大きな知恩院の三門の甍が目に入る。この桜の時期、特に知恩院を訪れる観光客は多い。石 段下から見上げるとまるで歌舞伎の舞台の…
京都の桜の名所はなんといっても岡崎の平安神宮が一番だろう。だがこの日はまだ五分咲き程度で朱色の大 鳥居との華やかさの競い合いでは負けていた。あと数日で勝つに違いない。それよりも平安神宮の参道の朱橋 のすぐ下流から分流されている白川の桜はすで…
南禅寺の北にある永観堂を抜けて若王子神社から銀閣寺まで、東山三十六峰の麓を北へ流れる琵琶湖疏 水支流沿いの小道を「哲学の道」と呼ぶ。この道を「哲学の道」と呼ぶようになったのは。その昔、近 くの京大の学生や哲学者(教授)、文人が好んで散策して…
南禅寺の桜にはやはり南禅寺の甍を背景にした桜が一番よく似合う。
南禅寺の風景ではおなじみの水路閣は,疏水事業の一環として施工された水路橋で,延長93.17メートル,幅4.0 6メートル,水路幅2.42メートル,煉瓦造,アーチ構造の優れたデザインを持ち,京都を代表する景観の一つとな っている。この水路閣も建設当初は南…
インクラインの近くにある日本最初の水力発電所は現在も稼動している。インクラインから眺めた発電所に水を 落とす水圧管路の巨大な人工構造物は不思議と周囲の風景に溶け込んでいた。 蹴上からは北に向かう疏水分線が分岐している。南禅寺の境内を水路閣で…
インクライン(傾斜鉄道)は明治18~23年の疎水大工事の一部で、蹴上の船留から岡崎動物園前までを指す。 (疎水→琵琶湖から蹴上までの総延長が8.7km、内トンネル3.4km。)運河利用を目的として作られた疎水の中 で、この蹴上の船留から岡崎動物園前は高低…