京・近江の写真 春夏秋冬

京、近江四季折々の自然の風景とそこに住む人々、祭り、伝統芸能の写真

昭和新山

      

      

      

昭和新山は、北海道有珠郡壮瞥町にある火山。支笏洞爺国立公園内にあり、国の「特別天然記念物」に指定されている。また、有珠山とともに「日本の地質百選」に選定され、周辺地域が洞爺湖有珠山ジオパークとして「日本ジオパーク」「世界ジオパーク」に認定されている。かつてこの地域は「東九万坪」という広大な畑作地帯で、壮瞥川の川沿いには「フカバ」という集落があった。集落名は鮭や鱒の孵化場があったことに由来している。辺りはのどかな田園地帯であったが、1943年(昭和18年)12月から1945年(昭和20年)9月までの2年間に17回の活発な火山活動を見せ、有珠山の麓にあった平地に溶岩ドーム状の火山が形成されて山の隆起とともに集落は消滅した。山肌が赤色に見えるのは、かつての土壌が溶岩の熱で焼かれて煉瓦のように固まったからである。
昭和新山は中腹から今も水蒸気が吹き出し、活発な火山活動を行っている。昭和新山を左手に見ながらしばらく歩いてゆくと、右手に有珠山へのロープウェイの山麓駅が見えてきた。時間が早いこともあり周辺はまだ人影が少なく閑散としていた。昭和新山の山裾に建つ銅像昭和新山の成長を記録したアマチュア火山研究家であり地元郵便局の局長であった三松正夫の銅像である。

びわ湖西の湖の冬その1

      

西の湖(にしのこ)の名前は安土山の西にあることからきており、琵琶湖の東南岸、滋賀県近江八幡市にある湖で現存する琵琶湖の内湖では最大の面積である。面積は2.8キロ ㎡、水深は1.5mの浅い湖である。この一帯は干拓地で、昭和17年までは安土山から北はびわ湖につながっていた。2006年11月1日に鳥獣保護区に指定され、2008年10月30日には琵琶湖のラムサール条約湿地登録エリアに追加された。西の湖は大中之湖干拓地が造成された際に、水域として残った部分である。流入河川は安土川、山本川、蛇砂川および黒橋川で、長命寺川を介して琵琶湖に注ぐ。大中之湖干拓前は周辺の多くの内湖が存在したが、現在ではいずれも姿を消している。60年ほど前までは琵琶湖の一部に位置した。

室蘭港その2

カフェのある絵鞆岬から海上約1km、室蘭港の入口に浮かぶ周囲約700m、高さ35m、面積2.4haの小さな島。安全祈願のため島内に大黒天を祭ったことから「大黒島」と呼ばれている。島にある灯台は現在は使用されていないという。そうこうしているうちに夕陽はさらに西に傾き、落日のフィナーレを迎えつつある・・・